概要

いろいろなところで「マニラとセブに次ぐフィリピン第3位の都市です」と言われていますが、実は人口統計で見ればダバオはマニラに次ぐ第2の都市。
愛すべき現大統領ドゥテルテ氏が市長を務めていたときに徹底的な浄化が行われ、いまや安全指数70を超える平和な街として有名になりました。

しかも経済成長率はフィリピントップ。2018年の実質GDP成長率は8.6％と、全国平均の6.2％を上回る勢いで発展しています。
カカオやコーヒー、バナナ、ドリアンといった生産が有名ですが、実はアウトソーシングビジネス（IT－BPO）の拠点としても国際的に評価されています。
しかもアグリビジネスやITサービスに加えて、現在は美しい自然を生かした観光都市としての整備・拡張が進んでいて、より魅力ある街へと変化し続けています。

ロケーション

ダバオは赤道まで約800キロというミンダナオ島南部に位置する熱帯の街。東南アジアの主要都市まで非常にアクセスがしやすく、ロケーション的に非常に恵まれています。

人口

ダバオ163.3万人
フィリピン1億98万人

治安

外務省の渡航情報を見る限り、ダバオが位置するミンダナオ島は非常に危険な印象を受けますが、ダバオだけに注目して見てみると世界的にもかなり治安の高さがうかがえます。
東京と比較しても大きな差はなく、近隣のソウルと比べてみるとダバオの方が治安がいいことがわかります。

【 安全指数比較 】

街はまだいたるところにバラックが並んでいたり雑然としていたりして、印象としては治安に不安が残る感じはありますが、見た目とは正反対に治安面で不安を感じたことはまったくありません。
ホームレスや物乞いを見かけることもほとんどなく、ぼったくりや悪質なタクシーなども皆無です。
全体的にゆったりしていて、現地の人たちも終始にこやかで、いろいろな意味で余裕を感じます。（あくまで個人的な感想ですが、）今の日本のように、何かあればすぐネットで叩かれるような窮屈な感じがないのも、ダバオの大きな魅力のひとつだと思います。

気候

データだけを見ると、ダバオの気温は20〜32℃の間で、年平均降水量は2,000mm前後で、降雨量、気温、湿度、気圧なども一年を通し変化が少ない。気温に関しては夏の日本に比べればぜんぜん大したことはないが、実際現地へ行ってみると雨季や乾季も言うほど差はなく、一年を通じて湿気が多いのはちょっと厳しいかもしれないですね。
とは言え、12月からの数カ月は気温も高くなく湿度も気になるほどではないので、その時期は特におすすめです。
また、台風のイメージを持つ人も多いようですが、実はダバオはフィリピンの中でもかなり下の方に位置していて、台風が発生する海域よりも南側に位置するため台風被害はとても少ないのが特徴です。

言語

ビサヤ（セブアノ語）・英語・タガログ語
フィリピンではいくつもの言語があり、母語として話されているものは170以上もあるということです。しかし主にフィリピンの人が使っているのは、タガログ語、英語、ビサヤ語(セブアノ語)の３つ。タガログ語、英語はフィリピンの公用語ですので、首都のマニラなどではタガログが主流ですが、ダバオ市内はほとんどビサヤ語と英語です。

ビサヤ語講座はこちら

宗教

フィリピンはASEAN唯一のキリスト教国です。構成は国民の83％がカトリック、その他のキリスト教が10％でイスラム教は5％ですが、ダバオを含むミンダナオだけをみるとイスラム教徒が人口の2割以上を占めています。

祝祭日