ダバオ「初めて」リポート/ダバオのごはん編
(人生「初めて」は1回しか経験できないのよ!)
さて。今日、何食べる?
旅といえば、楽しみなのは食事。時と場合によっては、このうえなくハッピーですが、悲惨な状況におちいってしまうことも。腹ペコでは生きていけない、腹ペコでは遠い国での様々な楽しい困難?を辛抱強く乗り切ってはいけないのです。
その土地の空気にピッタリ合う食べ物がどの国にもあるはず。昔からずっと食べてきたもの、土地の産物を気候や風習に合う調理法でいただくのが一番だと思っています。ダバオでもユニークで美味しいものに出会いたい!
ところが、不思議なことに日本で「寿司!」イタリアで「ピザ!」アメリカで「ハンバーガー!」的なメニューが見えてこない。滞在中、ほぼ外食で、ラミー(美味しい)連発だったのですが。
何か発見があるかもしれないと期待しつつ食べたものをメモ的に残してみたくなりました。
ちなみに、美味しいものは大好きですが、残念なことにグルメではなく、偏食の傾向あり、”美味しい”のハードルは若干低めかも(笑)。最高のごちそうは空腹ですから!
ぶっちゃけダバオで一番メジャーな食べ物って何?
ただただ、その土地の美味しいものを食べないなんてもったいない!アツい気持ちで、ダバオローカルフードの旅をスタートしようと思います。
いまのところ、チキン、豚肉、カラマンシー、シリ(唐辛子)、酢!
まずは、シシグ!
初めてのローカルフードメニューはシシグ。
相棒はサンミゲル(ビール)。
豚肉のコマ切れ、内蔵(のようなもの)、オニオン、ピーマン、唐辛子など、とにかくすべてコマ切れを炒めたもの。ニンニクや生姜、醤油メインの味ですが、さらに目玉焼きをオン。混ぜ合わせて食べます。
定番のカラマンシーで爽やかな酸味を足してみても美味しい。ビールのおつまみに最高、白いご飯にも当然、相性抜群!
またお店で味が違うので、自分なりにランキングしてみたりして、それも密かな楽しみです。
ロミー、それはうどん!
豚肉の料理は他にもたくさんあります。
豚のレチョン(丸焼き)は、有名ですね。外側がカリッと香ばしいポークもグッドなのですが、重めのメニューばかり続くと、ちょっと、やさしいものをお腹に入れたくなります。
そんなときには、ぜひ、やさしいとろみのスープにうどんがはいった「ロミー」はいかがでしょうか。
色をみるとカレーうどんのようですが(特にこの写真!)辛さはなく、むしろやさしい。野菜、とき卵が入っていて、味は、、。うーん、複雑な塩味(笑)。
暑くて汗をかいてすこし疲れたカラダにやさしいロミーがいやしてくれます。
こちらも、お店ごとにずいぶん違う顔で現れますので、好みの味を見つける楽しさがあると思います。
生のマグロに会えるとは!その名はキニラウ
まさかまさか、でした。日本からこんなに離れた場所で生のマグロに出会うとは!それが名物だとは。
生魚ときゅうりやタマネギなどの野菜をマリネしたキニラウは、他のこってり目のメニューとともにテーブルに登場すると食卓がきゅっと引き締まります、バランスが最高にいいです。
ミンダナオ島南部、ダバオからほど近いジャネラルサントスという街はマグロ漁が盛んで日本にも輸出されているそうです。全くの勉強不足、知らないところで繋がっていたんですね。
美味しいお刺身を食べることができると聞いて、ますます親しみが湧きます。
見た目を乗り越えよう!ナマズは旨い!
ある日、少し足を伸ばしてミンタル(Mintal:民多留)という郊外の街へ。(この街は日本との繋がりがとても深いのですが、長くなりますのでまた別の機会に。)さて、その道中でナマズを食べることができるというレストランへ!
初のナマズということでちょっとドキドキ、かなりワイルドな姿で登場した料理をみて、ドキドキ×2。
しかし、見た目とは正反対のいい香りをさせてテーブルにやってきた揚げたナマズ。外はカリカリ、中はふわふわの旨いやつ^^。定番のカラマンシーを絞り、ポン酢でいただくと白身の甘さが引き立ちます!
かなり美味しいご馳走でした!
なんと言っても海鮮、エビカニ祭り!
ごちそうメニューは、豪華な海鮮。エビ、カニ、カキがテーブルで大暴れです!
さすが海に囲まれた島。2つのレストランに行きましたが、どちらも美味しいです。
まず食材を選ぶ、ソースや調理法を選んで、待つ。
机の上に大きな紙を敷く。エプロンとビニール手袋を渡される。
するとビニール袋ごと、味付けされた料理がどーんと置かれる!
割れない甲羅は木槌で叩く、割る!
がっしり手づかみでいく!
なんなら取り合いになる!
大口で食らいつく!
スパイシーな味付けが食欲をそそります。
食事の後の机上は、戦いが終わったかのごとく殻が積み上がってそれもまた楽しいのです。
デザート、レッチェフラン
数多いモール内には飲食店がたくさん!地元の料理はもちろん、ピザやパスタ等のイタリアン、中国、韓国、インド、日本など各国の料理もいただけます。
世界中の味がドコにいても食べられる時代なんですね、旅は当たり前のことに気づく機会も多いです。
意識しないとローカルの食べ物に触れるいいチャンスも逃してしまうということ。
よし。せっかくなのでデザートもぜひ珍しいものを食べてみよう!ってことでトライしたのがレッチェフラン。
今までは自然の成り行きにまかせた出会いでしたが、はじめて検索、探してみました!ひとことで言えば、「濃いプリン」。マズイはずがありません^^
それで、結局ダバオの味って、どんなん?
初めて訪れたとしても、料金や衛生面でデリケートな日本人でも安心して食事ができるレストランが多くあります。モールはもちろん、日本と同じようにコンビニストアも充実しているダバオ。お店に入れば、お湯を入れて食べられるヌードルや、インスタント食品も多く、困ることは少ないはず。
実際日本でも、海外の味を十分に楽しめます。日本人向けにプロが工夫を凝らしたお料理は現地よりも美味しいと評判のお店もあるかもしれません。
でも、やはりダバオを感じるには、暑いけれどできればオープンのお店で、目で、匂いで、空気で、音もおかずに、感覚をフル活動で食べることを楽しみたいなぁと思います。美味しいとか、そうでない、とか以外の感覚。ここにはこの味がしっくりくるよ!そんな感じ。
まだまだ紹介したいメニューはたくさん、アップデートしていきますのでお待ちください。
おまけ、お気に入りはコレ^^
三度の食事のうち、いちばん好きなのが朝ごはん。
で、これ、朝ごはんです。
少し塩味のガーリックライスが起きたての胃をやさしく刺激します。
大盛りのサラダボウルじゃないところがいい^^。少しの生野菜と卵料理が、朝から暑めのダバオにしっくりくる。
あぁ…食べたいなぁ!
最後に大事なこと忘れてました、ひとくち食べて美味しかったら「ラミー!!」美味しいよって伝えてみよう!